ニト と ふしぎなたね

うさぎのニト デジタル絵本 vol.2

ある ぽかぽかな日の 森のなか。
ニトは、森のこみちを
のんびり、おさんぽをしていました。

「きょうは にんじん、あるかなぁ?」

しばらくさがしていると、
木のこかげに
まるで ほうせきのような
色とりどりのたね が
おちていました。

「わぁ、きれい!」

そこに、おてんばうさぎの
ティアがやってきました。

「やあ!
きらきらを たどってきたら
ニトがいる!」

ふたりは たねをあつめて
もちかえることにしました。

そのとちゅう、おだやかうさぎの
ミィアがあらわれました。

「あれれ?
きらきらをたどってきたら
ニトくんとティアちゃんがいる」

ぐうぜんにも
なかよしトリオがそろって
みんな、おおよろこび!

ニト「ねえ!ぼくたちでタネをまいてみよう!」

ティア「あたち、いますぐまくわ!」

ミィア「やろう!そぉれ!」

こうして3びきは
たねのせいちょうを
たのしみにまちました。

あめのひも
たのしみにまちました。

あるよるも
おどりながら
たのしみにまちました。

「はやくめになぁれ!」

すると、月からうつくしいひかりがまいおり、
まほうがかかったように
にょきにょき と
めが生えてきました。

3びきはおどりながら
いのりました。

「大きくなぁれ!」

おどりつづけた3びきは
つかれて
いつのまにか
ねむってしまいました。






そして
よがあけると



「!」

3びきのまわりに
いろとりどりのベリーが
たくさん!

そのひは いちにち
ベリーパーティー!

「いちごって、おいしいね!」
「にんじんもいちごも、だいすき!」

なによりも
みんなといるから
おいしいんだね。





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